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バレンタイン2009ー2
いつも以上にドキドキとしてしまうのはどうしてだろう。もう慣れてしまった行為と言えばそうなのだが、ナルトにしてみればいつも初めてのように緊張してしまう。それが、シカマルにも伝わっていて指摘されると、気恥ずかしさが一気に上昇してしまう。 唇を合わせながら、ゆっくりと身体がベッドに沈み込んだ。啄ばむように始まった口付けも、もう深いものに変わりつつある。お互いの舌を絡めあって、飲み込めない唾液が顎を伝う。 「ん…っ」 ちゅっと舌を吸われて離れた唇に、ナルトの声が漏れた。 「お前、ちょっと感じすぎ」 シカマルのくすくす笑う声が耳に聞こえた。 「んなことないってばっ!」 シカマルの指が、器用にナルトの衣服を脱がす。ちらりと視線を送られて、ナルトは言葉に詰まった。シカマルの顔がいつもより男臭く感じる。 「そうか?」 上着のジッパーが下ろされ、中に着ていたTシャツの裾から進入するひんやりとした掌。ナルトの身体がびくりと震える。ナルトはシカマルの肩を両腕で押し返した。すると、少しだけシカマルの顔が不機嫌になる。 「…どうした?」 「オレばっか脱がされんの、なんかずりぃってば…」 ナルトは唇を尖らした。うわ言みたいに喘いでいる間に、衣服は剥ぎ取られ、知らない間に高みに追いやられてしまう。そんな事がナルトには悔しい。同じ男なのだから主張できることは主張したい。 「シカマルも脱げってば!」 シカマルからすれば、「そんな事くらい…」の小さな出来事に過ぎない。しかし、ここでナルトのへそを曲げてしまってもしょうがないだろう。にやりと笑って、ナルトの腕を取る。 「ふ〜ん…じゃ、お前が上手に脱がせてみろよ?」 挑戦的な眼差しを受けて、ナルトはむっとしてしまう。 「なんだってっ…」 シカマルの唇が言葉を途中で止めた。ナルトが好むように口内を遠慮なく犯す。抵抗するように逃げる舌を追いかけて、絡め取る。歯列を割るように舌を這わせ、ナルトが息を吸い込む合間も惜しむように唇を重ねる。ナルトが抵抗する暇も与えないように。 「…んんっ…、あ、シカマルっ!」 唇だけではなく、その指もナルトのわき腹をそっと行き来して、ナルトの感じる場所を刺激する。指先が自分のいい所を掠めるたびに、びくびくと身体が痺れるような快楽が背筋を駆け上がった。 「あ…ん…っ…あっ」 悪戯な唇は首筋を辿り、柔らかい耳朶を含み、ねっとりと舐め上げる。 「どうしたんだ?ナルト…脱がせるんじゃなかったのか?」 揶揄するようなシカマルの科白に、涙目になったナルトがぎっと睨み返す。そんな余裕を与える気も無いくせに、こうやってからかってくる。耳元に直悦響いた声や息遣いが、一層ナルトを快感の渦に引き込んでいるのをシカマルは分かっているのだ。ナルトはゆっくりと腕を上げると、シカマルのベストに手をかける。たどたどしく、ベストの前を肌蹴た。必死に見せるナルトの抵抗にシカマルは嬉しそうだ。 「脱ぐってばよ…」 「はいはい」 シカマルはナルトの言うようにベストを脱ぎ捨てる。 「満足か?」 また、からかわれている。ナルトは自分の状態に気が付いて、はっとシカマルを見上げた。いつの間にか上着は脱がされていて、Tシャツは胸元までたくし上げられている。かあっと頬を赤くすると、シカマルがククク笑った。 「どうする?」 「脱がせるってばっ!」 ナルトはシカマルを押してどかせると、上体を起こす。素早くシカマルの上着に手をかけた。 「ほら、脱ぐってばよ」 「おいおい、逆切れかよ」 その言葉に含んだ笑いがある。余裕なシカマルと、全然それがない自分。比べたくも無いが比べてしまって、なんだか腹が立った。ぐいっとシカマルのインナーをめくると、彼自身に異論は無いらしくすんなりと脱いでくれた。と、言うか脱ぎ捨てたに近い。 「満足か?」 そう言うか言わないかの内に、ナルトはぐいっと押し倒される。視界に入ってくるのは、実は着痩せするタイプのシカマルの身体。じっと見て、やっぱり恥ずかしくなる。無駄な肉はないがしっかりと筋肉が付いている。目の当たりにすると、直視できるものでもなくナルトはふいっと横を向いた。そこにはナルトの頭の横に手を着いたシカマルの腕。無意識の内に、かぷりと噛み付く。もちろん甘噛みなので、シカマルが痛みを感じる事は無い。噛み着いて歯の間にある薄い肌をきゅっと吸う。シカマルはナルトのしたいようにさせていた。と言うか、そんなナルトを観察していると言ったほうが正しい。夢中になって肌に舌を合わせている姿が、実にいやらしく見える。本人にその気がなかろうが、シカマルにはそう見えてしまうのだ。シカマルが上体をナルトの隣に滑り込ませると、寝そべった身体の上にナルトが覆いかぶさってくる。 「いっつもシカマルばっかでずりぃってば…」 ナルトのいう狡さが何に当たるのかは不明だが、シカマルはナルトの好きにさせる事にした。胸の上に乗っかって自分を見上げてくる眼差しは潤んでおり、十分にシカマルを誘っていると言える。馬乗りにシカマルの身体を跨いだナルトは、そっと唇を寄せてきた。赤い舌が唇から覗く情景はひどくエロティックに見える。ぺろりとシカマルの唇を舐めると、その下唇を口に含み舌先でちろちろと愛撫する。シカマルはお返しとばかりに、空いている両手をナルトのわき腹から胸へ滑らせるように移動した。 「あ…んっ、…あっ」 そんな僅かな刺激にでも反応してしまうナルトの声が、振動となって唇に響いた。指圧するように親指に力を入れると、ナルトの肌で色づく乳首をきゅっと擦ってやる。 「んっ…」 ナルトの唇が震えながら、シカマルの頬に下りた。両方を一度に責められることに弱い身体は、上体を支えているだけで腕も少し震えている。シカマルの指は悪戯にナルトのズボンの合わせを解いてしまう。それは早業のようであり、きっとナルトには真似できないだろう。前を外したお陰で、なんなく掌を中に進入させる事が出来た。下着を潜って臀部を撫ぜると、ピクリとナルトが反応する。いきなりの事に驚いた風に顔を上げた青い瞳がじっとシカマルを見つめた。 「なんで…」 ナルトからしてみれば、いつの間にそうゆう事になったのか訳が分からない。柔らかい尻たぶを揉むとその奥に指を伸ばす。まだその蕾は固いままで、シカマルの指ですら受け入れる準備ができていない。当たり前の事なのだが、くすぐるようにそこを擦るとナルトが身をよじった。僅かな刺激にすら反応してしまうのが恥ずかしいようだ。 シカマルは掌をズボンの中から抜くと、自分の上に乗っているナルトを脇に寝かせる。何もかもが分からないナルトはされるまま、ただ不思議な気分でシカマルを見ていた。何かを思いついた彼は颯爽とベッドから降りると、ダイニングテーブルの方へ行ってすぐに戻ってきた。 「ど…したんだってば?」 急に行為を中断された事を不思議に思って尋ねると、シカマルが楽しそうな顔をして顔を近づけてきた。口付けされて、舌と一緒に進入して来た物にびっくりする。舌の熱に解けるそれは、先ほどナルトがシカマルに渡したチョコレートだ。一口サイズのチョコレートはゆっくりとナルトの口の中で解け始める。それをシカマルの舌で奪われると、ぼうっと彼を見つめた。 「ん、これビスケット入ってんのか?」 租借したものだと思い素直に頷くと、シカマルがニヤリと笑った。 「シ、シカマル!」 その顔を見た瞬間になぜかピンときてしまったのだ。ナルトはそれに抵抗するつもりで名前を呼んだのだが、シカマルには全く耳を貸すつもりがないらしい。すぐにまた口付けされて、チョコレート特有の甘いフレーバーが口の中に広がる。 「あ…ちょ、ん…んんっ!」 思うままに舌を貪られて、頭が呆然とした所でシカマルの指を感じた。それはナルトの下腹部で。しかも、先ほどまでシカマルが触っていた後腔にである。指と一緒に生暖かい粘液の感触もする。孔の回りをなぞっていた指がぷつりとナルトの中に入ってきた。 「んんんん〜っ!」 その粘液が何であるのか容易に想像できてしまったナルトは、思いっきり抗議の声を上げる。ぐいっと1本だけ侵入した指は、ナルトの中を円を描くように指を押し当てる。指先に力を入れられた瞬間、自分の中で異物がくしゃりと潰れたような感触が伝わってきた。 「最低だってばよっ!」 シカマルの唇からようやく解放されたナルトはぎっとシカマルを睨みつけた。 「人がせっかくあげたのに……普通そんなことしないってば」 「あ、そう。お言葉に甘えて、おいしく頂くとするか」 その言い方も全然悪びれた風ではない。ちょっとムカついたナルトが、もう一度文句を言おうとした所で、身体がくるりとうつ伏せにさせられた。もちろん、下衣も下着も剥ぎ取られて。 「ちょ…待て待て待て待てってばよっ!」 時すでに遅し、である。シカマルによって、尻を突き出すような格好にさせられたと思ったら、彼の息を肌で感じる。願わくば一生感じたくなかったような場所で。 「やだ…っ…あっ」 シカマルの舌が、ナルトの後腔に入ってきた。ぬるりとした感触がダイレクトに感じられて、腿が引きつる。 「や…め…っ、あ…んっ」 舌と一緒に指も入ってくる。ナルトの中で遠慮する事無い指は、一番感じる場所を探し出す。何度もナルトと肌を重ねてきたシカマルにとっては容易な事なのである。その場所を捉えると、ナルトの喘ぎ声を楽しむようにまさぐった。 「あ…あ…やっ、んん…あ…ああ」 舌で愛撫するように入り口を舐めると、ビクビクと身体が震えた。まだ触っても居ないナルトの性器が息づき始めたように起立しているのがシカマルの視界に入った。指をもう1本増やすと、孔を押し広げるように開く。中からはとろりとチョコレートの残滓が流れた。それを舌で掬うとナルトの中に押し込んだ。中指と人差し指を置く深くまで入れて掻き混ぜると、くぐもったような声が聞こえる。枕に押し付けた顔が快感で歪んでいる。それだけでシカマルは下半身が熱くなるのを感じた。焦らす様に中を擦ると、腰が淫らに揺れた。 「シ、カマ…ルっ!」 もう余裕の無い悲鳴に似た声。 「どした?」 だから、余裕あり気に返事を返す。 「も…」 「もう?」 「ちが…あっ…」 ナルトの中に入れた指を引き抜くと、硬さを持ち始めている陰茎に手を添える。 「ン…シカ…」 「ん?こっちじゃねえのか?」 数回扱いてやるだけで、それは十分な硬さを持つ。先からは透明な液体が次から次へと溢れてきた。それがシカマルの手の動きをスムーズなものに変えて行く。 「や…あっ、ン…んん」 敏感になっている部分をわざと擦られて、ナルトはぎゅっと目を瞑った。目尻に熱い舌を感じる。ゆっくり瞼を開けると、シカマルが唇を寄せていた。 「泣くんじゃねえよ。苛めてるみたいじゃねぇか…」 後から抱きこむようにして覆いかぶさってくる体重が何故か心地よく感じる。その掌はナルトの前を弄ったままだ。 「はぁ…」 ぺろりと零れた涙を舌で掬われる。 「…ん、…あん…っ…あ、あ、…っ」 ナルトは悶えるようにして、白いシーツに爪を立てた。
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続いた挙句に、ここで次かよ!
…と、自分で突っ込みます。
まだ、続くよ…マジ勘弁な気持ちです(泣)
いや、次こそ終わりますから!
ってか終わって欲しいですから!(絶叫)