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Lesson 4

 

 

「ふっ…ん、あ…」

 キスの合間に漏れるナルトの声は、知っているようで知らない。シカマルは不思議な気持ちになりながら、口付けを深くしていく。抗うようなナルトの両手を、彼の頭の横で固定する。

 ナルトの身体の上に跨りながら、力の抜けて行く両手首をぎゅっと押さえつけた。

「……ば、か」

 唇を離した瞬間に囁かれた文句に、シカマルはくすりと笑った。弱々しく聞こえる声にはもう艶が交っている。

「ってか、先に誘ってきたのお前だし」

 シカマルの科白にナルトはむっと顔をしかめる。ぎろりと睨みつけてくる瞳の色は、濃い青色で涙の膜によって潤んでいた。シカマルは「ああ…」と思う。自分はこの瞳を知っている。自分しか映さないこの瞳を知っている。目尻に溜まった雫をぺろりと舐めると、ナルトがぎゅっと目を瞑った。

「今後の為にも、……色々と教えてくれてもいいんじゃねえの?」

 シカマルの言葉に、ナルトの頬がかあっと赤くなる。薄っすらと瞼を開けて、ちらりとシカマルに視線を移す。ちょっとむくれた様に見えるその表情が、大人びた中に子供っぽさを残していて、そのアンバランスさにシカマルは惹かれているのが分かった。

「シカマルのエッチ…」

「前にも言ったけど、先に俺の事誑かしてきたのはお前だろ?」

「……人の揚げ足取るのも上手だってばね〜、まだ子供のくせに!」

「うるせえよ」

 シカマルは煩い口を塞ぐようにキスを仕掛ける。ナルトは逃げなかった。それよりも、シカマルに拘束されている両手に力を入れると、彼の首に自分の腕を回す。

「オレってば、キスされんの好き」

「知ってんよ…」

 ちゅっ、ちゅっと音を立てながらフレンチなキスを交わし、その内に舌が絡まる。シカマルが先に仕掛けたはずなのに、完全にナルトにリードされている形になる。ナルトはぐいっとシカマルの身体を引き寄せると唇を合わせたまま、シカマルの身体を自分の下に抑え込んだ。

 シカマルはナルトに覗きこまれて、じっと彼を見上げる形になる。にっこりと笑ったナルトの顔が妖艶に見えた。そう見せられてしまうのは何故なのだろうか。肌蹴た浴衣の胸元に掌を滑らせる。

「どうすると、気持ちいい…?」

「はあっ?!」

 シカマルの問いはとても真剣だ。だが、ナルトは焦ったようにきょろきょろする。

「誰もいねえよ…俺とナルト以外」

「そ、そーゆう問題じゃなく―――― …あっ」

 シカマルの指がナルトの胸の飾りを人差指と中指で押しつぶすように撫ぜる。

「あ…シカマ……」

「こうゆうの好きか?」

 ナルトの両手が、シカマルの肩にかかる。ぎゅっと指先が肩に食い込んだ。

「ん…もっと、弱くしたりとか……」

「強弱つけるって事か」

 感心したようなシカマルは、じっとナルトを観察しながら言われた様に尖った乳首を悪戯に弄る。

「あ…やっ…」

「ん?イイんだろ?」

 こくりと頷いたナルトが恥ずかしそうにシカマルから視線を外した。

「他には?どこがいい?」

 ナルトはシカマルの科白を否定するように首を振った。

「も…いいからっ……、ん…やめよって、ば…」

「なんでだよ?感じてんだろ」

 ナルトの肌にあるキスマークに指先を乗せる。びくりと反応したナルトがシカマルに目線を向けた。シカマルはにやりと笑いながら、上体を起こすと、その鬱血痕に唇を合わせた。ぺろりと舌を合わせるとナルトの身体が面白いように跳ねた。執拗に舌と唇で肌を愛撫して、きゅっと吸う。それは新しい花弁となってナルトの肌に映えた。

「ふうん…」

 シカマルは、ようやくこのキスマークの意味を理解した。自然と口角が上がってしまう。指先でなぞる様に、肌に残るいくつもの鬱血痕を探った。

「ちょ…シカマル!」

「コレ、ナルトの性感帯ってやつだよな?」

 びくびくと反応するナルトの姿を見ていれば分かる。三年後の自分からの声なきメッセージなような気がしていた。力の抜けてくるナルトをベッドに寝かせると、その頬に唇を落とした。ぽろりと零れた涙は快感の波によって生まれた新しい雫。腰帯をすっと解くと、引っ掛かっている浴衣をそっと脱がせる。

「ここも…」

 指先で。

「ここも…だろ?」

 唇で。

「あ…あ、ん……っ」

 ナルトの中の快感を引きだす様に、赤い印を刻みつけて行った。そして下半身に視線を流すと、そこではナルト自身が主張を始めている。その場所には触っても居なかったが、形を変えてもたげている性器の先からは透明な体液が流れていた。

「ナルト…俺、これからどうすりゃいい?」

 ぎろりと睨みつけてくるナルトの瞳が、壮絶な程色っぽくて。シカマルは思う。この顔は知らない。現在の自分たちは抱き合う事必死すぎて、お互いの性感を引きだすような余裕がない。ただ、肌を合わせているだけでも満足だ。だけれど、今魅せられているのはナルトの痴態である。色っぽさと熱を含んだ吐息に嫉妬してしまいそうになった。

「ナルトは止めてえかもしんねえけど、俺は止めたくねえよ」

 ナルトはぎゅっと目を瞑った。それから震える手で、シカマルの手首を掴むとゆっくりと自分の下半身で起立しているモノに導く。

「オレも…そうみてえだてばよ」

 シカマルはぬるりとするナルトの陰茎をぎゅっと握った。それから、単純な上下運動を加えてやる。それだけでも、性器から溢れる先走りがシカマルの指を濡らした。クチュクチュという卑猥な音を立てながら、どんどんと硬さが増してきた。

「んんっ…」

「ここか?」

「は…ぁんっ…シカ…」

「ちゃんと言ってくんなきゃ分かんねぇって」

 意地悪な事を言っている自覚はあるが、ナルトの口から直接聞きたい。そして、彼を快楽の中に堕としてしまいたい。

「さ…先のほ…も」

 小さな声で懇願するように呟いたナルトは耳朶まで真っ赤だ。シカマルはくすりと笑うと、陰茎の根元を握って、その先の割れ目に舌を這わした。

「ふあ…っ!」

 ほじくる様に舌で突いてやると、ナルトの身体は一瞬固まったように硬直する。口の中に先をすっぽりと銜え込むと、びくびくと震っているものをきゅっと吸ってやる。

「ナルト…」

 シカマルはナルトの足を立たせると、左右に開いた。ナルトは抗うことはしない。素直に従う様に全てをシカマルの前にさらけ出した。シカマルの目に、内股に付けられたキスマークが映った。ナルトの陰茎を握ったままでそこを唇でなぞると、ナルトの足の先まで震えているのが分かる。

「こんな場所も感じんだな…」

 猫が毛づくろいをするように、シカマルはナルトの内股を舐める。どこをどうされれば彼が感じるのか、観察するように直接的な愛撫を避ける様にナルトを追い詰めた。

「シカマル…シカマルってばっ!」

 ぐすりと鼻をすする音が聞こえて、必死になって自分を呼んでいる声に少しだけ酔ってしまいそうになる。したり顔でナルトの顔を覗きこむと、彼は辛そうに顔を歪めている。

「泣くほど…良いって事」

「ばか!」

「んじゃ、次」

「な…に?」

 ナルトに触れていない方の指をナルトの口に持って行く。ぱちぱちと瞬きをしたナルトはその指に舌を這わせた。

「ん…んん」

 たっぷりと唾液をシカマルの指全体に舌で運ぶ。その行為を続けている間も視線はシカマルから離さない。シカマルはちっと舌打ちした。してやられたのは自分の方だ。そそる様な蕩ける視線に、身体が熱くなっていくのが分かる。心臓の鼓動がバクバクいって、今にも飛び出しそうなくらい興奮している。つっと頬に流れた涙の痕さえ、自分を誘っている様に見えた。

 指をナルトの口から抜くと、ナルトが唇に笑みを乗せる。

「シテくれるんだってば?」

 甘ったるい声が脳に直接響くようで。シカマルは喉が渇くのを覚えた。濡れた指先が求める先は、ナルトの腰の下の割れ目である。指先でつつく様にすると、収縮している感覚が伝わってくる。

「そのまま…入れて」

「ナル…ト」

 シカマルはぐっと力を入れて、後腔に指を一本入れた。

「もっと、奥……あ…っ、ちが…もっと」

 探るように肉壁を掻きわけると、一点を掠めた時にそこがきゅっと締まった。

「ここ?」

「ん…そこ」

 擦る様に押すとナルトがぎゅっと唇を噛みしめた。見る見る内に赤くなる唇に引き寄せられるように唇を合わした。

「あ…」

「…ンだ?」

「指、増やして…ってば」

 シカマルは二本目の指も侵入させ、ナルトの悦いポイントを執拗に攻め立てた。

「あ…ああ、んっ…シカ!」

「一本と二本、どっちが悦いんだよ」

 唇は触れるか触れないかの微妙な距離で、その吐息の一つ一つさえ肌で感じてしまえるような微妙な距離で。ナルトの声が震えているのが分かる。

 じいっと瞳を見つめられて、ドキリとした。

「分かってるくせに……意地悪だってばね」

 身悶えるのは自分の方だ。全てを委ねられているかのように見せて、ナルトはしっかりと主導権を握っている。シカマルは自分の事が可笑しくて、ふっと笑ってしまった。その瞬間に、ナルトの手がシカマルの下半身にかかる。するりと下衣を肌蹴させる指は的確で、中に忍びこんできた指は容易くシカマルを高みに追いやった。

「く…ナルトっ」

「シカマルだって、触ってもないのにこんなだってばよ?オレ見て、興奮しちゃった?」

 片腕で引き寄せられて、シカマルはナルトに耳朶を噛まれた。

「い…痛っ」

 それから温かい舌がそこを舐める。囁きと共に入ってくるナルトの吐息が、快感となって背筋に走った。

「ダ…メ。ちゃんと、中……触ってくれないと、挿れられないってば」

 強請るような声に生唾を飲み込む。

 飲み込まれているのは自分の方で。快楽に支配されているのも自分の方だ。

 耳元でくすりと笑うナルトの声が聞こえた。

「誘ってきたの、シカマルだってばよ…?」

 どこかで聞いた科白を囁かれて、やっぱり敵わない気持ちになった。そのままナルトに身体を預けると、ナルトの艶のある顔が目に入る。自分の中にあるシカマルの指を抜くと、ナルトはシカマルの上に跨る。

 両手で頬を挟まれて、ちゅっとキスされた。

「好きだってばよ。シカマル、今のシカマルも三年後のシカマルも…ずっとずっと好きだってばよ?」

「ナルト…」

 ナルトは腰を上げるとシカマルのモノを自分の後腔に当てがう。シカマルはナルトに飲み込まれながら、熱いものを感じた。ナルトが腰を進める度に、シカマルの熱り立つ性器が熱い肉壁に絡め取られる。

「く…はっ……ナル…」

「気持ち…悦いってば?」

「ああ…」

 素直にそう答えると、ナルトは嬉しそうに笑った。その笑顔には淫猥なものは感じられない。

「シカマル…好き。オレの事、好きでいてくれて、ありがとだってばよ」

「なに、言ってんだよ」

 ナルトはふふっと笑った。

「ホントの事だってば」

 シカマルは、はぁっと息を吐いた。口元に笑みを浮かべたシカマルは強請る様に囁く。

「キスしてくれよ。ナルト……お前とキスすんの、好きなんだ」

 一瞬驚いた様な顔をしたナルトは、ニコっと笑うと「知ってるってばよ」と唇を合わせた。

「もちそうにねえよ…」

 本心を口にしたシカマルに、ナルトもこくりと頷いた。

「オレも限界だってば……ン…っ」

 ゆっくりと抽出を始めたナルトは、シカマルを絞めつけながら自分の悦い場所に硬い性器を擦りつける。

「あ…は…ンン…あっ…シカマル……い、いってば?」

 激しく揺すられる身体に、全てを持って行かれそうになる。シカマルは頷くことでしか答えられない。腰が上下する度に揺れるナルトの陰茎に指を絡ませたシカマルは、ナルトの動きに合わせる様にそれを擦り上げた。

「は…ああ…っン………んあっ…やっ」

 言葉にならない嬌声がナルトの口から洩れる度に、シカマルも達してしまいそうになる。ぐいぐいと強引に引きずり込まれているみたいだ。

「ナルトっ…」

 名前を呼んだ瞬間に、下半身に熱い快感が走る。それは下半身に溜まった熱を放出するように一気に弾けた。ぶるりと震えたナルトの身体がぺたりとシカマルに重なると同時に、シカマルの指にもナルトの放ったものが絡まる。

「ん…シカマル…」

 赤い舌が、シカマルの唇を舐める。だから、シカマルもそれに自分の舌を絡めた。

 

 

 

 

 突然の雨。

 それも雷を伴う。

 風によってガタガタ揺れる窓枠。ベッドヘッドに凭れる様にしていたナルトが、そっと外を覗きこむ。

「あ…光った!」

 ナルトはびくんと震えると、こそこそとシカマルに擦り寄る。

「お前、雷…嫌いだもんな?」

「……好きになれねえってばよ」

 むっとしたナルトは、むくれてシカマルから視線を外す。だけれど、身体はぴったりとくっついたままだ。ナルトは短いままの浴衣に腕を通している。

 どれだけの時間、肌を重ねていただろう。滾る熱を解放したのは一度きりだが、じゃれるようにして抱き合っていた時間の方が多かった。夕飯はナルトの立っての願いでカップラーメンで済ませ、また夜がやってきたのだ。

 天気予報なんて当てにはならない。突然降り始めた雨に既視感を感じる。

「そう言うことか…」

 呟いたシカマルにナルトは首を傾げる。

「なんだってばよ、いきなり…」

「だからシチュエーチョンが同じなんだよ。昨日の夜と…」

「あ!」

 ナルトは合点が言ったというように、窓に打ち付ける雨粒を見つめた。

「雷…雨、……って事は、オレ戻れるんだってば?」

「多分な」

 シカマルは少しだけ寂しい気持ちになる。

「なんて顔してんだってばよ〜シカマル。すぐにまた会えるってば!オレってば、シカマルんちに泊まりに行ってたんだって、だから……すぐに…」

 言葉尻は少しだけ小さい。ナルトはくすりと笑った。

 その時である、雷鳴が轟いて空が割れた。ナルトはすぐに分かる。目の前に居る十三才のシカマルとはもうお別れの時間なのだと。そして、それはシカマルにも分かっていた。

「シカマル!」

 ナルトは満面の笑みを見せる。

「オレはシカマルの嫌いなとこなんてねえし…安心しろってば。色々あっても、ずっとオレはシカマルの事が好きだし必要なんだってばよ。だから、オレが三年後に戻ったら……」

 轟く雷鳴が、ナルトの影を薄くしていく。

「オレの事、ぎゅってしてくれってば!オレもシカマルの事、抱きしめてやるからよ!」

「ナルト!俺も…」

 ドンっという大きな音が響く。どこかに雷が落ちたのかもしれない。ぎゅっと目を瞑ってしまい、目を開けた時には十六才のナルトの姿はなかった。

 シカマルは呆然とした気持ちで、一人きりのベッドの上で佇む。

「ナルト…。俺も、お前が必要なんだよ」

 だから、これからもずっと彼の事を好きでいるのだろう。シカマルがふっと笑った瞬間、ぼわんと煙のようなものが立ち上がった。そして、その中から知った顔が現れる。

「シカマル〜〜!」

 半泣きの状態でぎゅうぎゅうシカマルにくっついて来る、細い身体を抱きしめた。

「ナルト」

「やっと…帰って来れたってばよ。オレってば、オレってばさ…なんかえらい事になっちまって…」

「わあったって…泣くな。バカ」

 抱きついて来る背中をぽんぽんとあやす様に撫ぜてやる。

「ゆっくり話せよ。十六才の俺は、優しかっただろ?」

「……意地悪だってばよ」

 ぎろりと睨みつけてくる青い瞳を見たシカマルは優しく笑うと、ナルトにキスをした。

「シカ、マル?」

「お前、キスすんの…好きだろ?」

「うん」

 恥ずかしそうに俯いてしまったナルトの顎に手を掛ける。そして、もう一度口付けを落とした。

 

 未来に帰った彼も、幸せを感じていればいいと思いながら。

 

 

 

 

  

 

 

やっと〜終わりました!!

更新が滞ってしまいすみませんでした。

ハイハイ。言い訳タ〜イム!

桜庭さまよりリクエストを頂いた時……

13歳シカマル×16歳ナルト」

おお、年下攻め?萌えだわ!と単純に思い。

「年上のナルトに右往左往するシカマル」

シカマルったら、ナルにからかわれて四苦八苦するのね!と思い。

「性的な質問をナルトにぶつけるシカマル」

え?これって、やっちゃってくださいって事?Okって事?

どこまでもいってもいいのよね?と思いました。マジで。

 

こんなんでゴメンナサイ!桜庭さま!!(><)

履き違えてますよね…diary1234のキリリクでした!

勘違いしてるぜ…私。