視力回復 ウェディングプランナー

 

 

…読みますか?すごくくだらないですよ?後悔するかもしれませんよ?

本人が言うんだから、ホントに「はぁ?」って感じですよ?

OK?

 

 

 

Do Me More 5

 

 

 シカマルはナルトを抱く腕に力を入れる。

「忘れたふりなんて出来るかよ。ちょっと意地を張ったら、このザマだ。お前が居ねえとダメなのは俺の方なんだよ」

 嫌と言うほど確認させられた。自分の感情に。一人の人間に左右されてしまう弱い心を。もっと、堂々として居られると思っていた。平気なふりをしてナルトと相対する事が出来ると思っていた。なのに、結果こうである。反対にナルトの事を傷つけた自分が居る。それが一番許せない。

 ネジには自分自身を信じろと、ナルトを信じろと言われた。情けない。他人に二人の事について意見された自分が情けなくて堪らない。

「シカマル…」

 ぐずりと鼻をすすりあげたナルトは、そっとシカマルを見上げた。

「オレってば、滅茶苦茶格好悪りぃな…」

「格好悪りぃのは俺の方だろ。お前は自分に正直で……俺みてえな逃げ腰でもねえ。自分が情けないぜ…事もあろうにネジに諭されるなんてな」

 涙を止めようとしているナルトを見ていて、急に胸に彼への愛しさがこみ上げる。ナルトは自分との関係が「只の親友」を超えた恋人関係である事は知らない。普通に考えても、そんな風には思わないだろう。それを否定されるのが一番怖かったのだ。シカマルは、そんな自分の気持ちに正直になってみようと思った。こうやって、何度もナルトに恋をしている。何度でも彼の事を愛しいという気持ちが溢れて行き場を失う。

「俺がお前を離せねえって言ったのは……」

「シカ…」

「こういう意味だ」

「…マル?」

 ナルトの顎を上げると、自分の唇を重ねる。瞬間、びくりとナルトの身体が震えた。それも全て飲み込むつもりで、ナルトの身体を抱き寄せた。

「ん…っ!」

 唇を抉じ開け、舌を侵入させる。ナルトの手がぎゅっとシカマルのベストを握った。その手が震えているのも感じる。だけれど、抵抗はない。絡め取る様に熱く舌を吸うと、身体の力がくてんと抜けた。

 唇を解放してやると、はあっと息をついてナルトの額がシカマルの胸元に寄せられる。

「……い、いつも、こうしてたってば?」

「ああ。何度もキスしたし……――――――――― 何度も、抱き合った」

 その言葉の意味を理解したナルトの顔が真っ赤になる。

「ふ…普通、こういう場合……どうすればいいんだってばよ?」

「嫌か?」

「やじゃねえから……びっくりしてんだってばよっ!」

 当たり前の反応だ。男である自分が男とデキています、といきなり告白されれば混乱もするだろう。シカマルの触れた唇を両手で隠したナルトは、ちらりとシカマルを見上げる。視線があって、また真っ赤になって視線を逸らした。そんな彼にくすりと笑ってしまう。

 ナルトはシカマルに抱きしめられていると安心する。ちっとも嫌悪は感じないし、反対にそうされることが嬉しい。それが、心の答え。自分の感情に納得がいく。シカマルという存在に、代用なんてきく訳がない。大切な恋人、なのだから。

「でも!でも…さ。なんで、シカマルの事だけ忘れちまったんだろう」

 それは自分への問いかけ。シカマル以外の人間を忘れてしまうなら説明がつくが、一番自分が大切に思っていた人を忘れた事が不思議でならない。好きな人を………好きな人だけを忘れてしまうなんて。

「本当に…嫌じゃ、ないのか?俺で……」

 シカマルは言葉の続きを飲み込む。つまらない恋愛小説の主人公の下らない科白のようだ。シカマルの真剣さを感じ取ったのか、ナルトがもう一度顔を上げた。向けられた青い瞳は、シカマルが好きな空の色で。自分だけを映してくれるその色に酔ってしまいそうになる。

「嫌だったら……キス、しないってばよ。今も殴り飛ばしてる」

「ナル…」

「だからっ!やじゃないからっ……マジだから!」

 今までの自分はシカマルに対して、どう接していたのだろう。そう考えるだけで、顔が熱くなる。ついでに言うと、そんな自分自身に嫉妬してしまう。きっと、シカマルの気持ちも上手く汲み取っていただろう自分に。正直、むかついてしまった。きっと、昨夜鏡の中で見た自分は、自分の知らない己自身。

 シカマルはむすっと黙ってしまったナルトに、不安を覚える。黙ったまま何かを必死に考えているナルト。

「これからは…オレとシカマルで作るんだってばよ。今までは……しょうがねえから、だから今度は新しくオレとシカマルで……」

 それでも、やっぱりむっとしてしまう。

「ナルト。なんか…怒ってんのかよ?」

「こんな大事な事、なんでシカマルは教えてくんないんだってばよ。オレってば、一日損した気分だってば……」

「…は?」

 シカマルのベストをぎゅうぎゅう掴んだナルトは、子供が駄々をこねるみたいな目でシカマルを見つめた。

「だって、そうじゃん!オレとシカマルは一日損してるってばよ?すっげーむかつくからっ」

 ナルトの思考回路にシカマルは思わず笑ってしまう。今まで真剣に悩んでいた自分が馬鹿らしく思えるほどに。彼に自分が必要なのかと悩んだ自分が滑稽だ。

「俺にはお前がやっぱり必要みてえだ。どんなにあがいても、それがみっともなくてもよ」

 真剣な声で囁かれて、ナルトは今まで見えなかったものが見えそうな気がした。

 自分を信じる事、諦めない事。

 そうする事で、失くしてしまったものも取り戻せるのかもしれない。ナルトは意を決したように、シカマルに自分から触れるだけのキスをする。

「オレの…気持ち」

 そうだ、迷う必要はない。最初から、シカマルの本当の姿を映し出せるのは自分という鏡だけ。だから、彼が苦しんだ分だけ自分も苦しかった。彼が、自分を見失った分だけ自分も迷ったのだ。

 だから、もう自分を信じる事を止めない。

 

 ぺらり、ぺらりと捲られるページ。

 過去をさかのぼる様に、どんどんと捲られる記憶の一旦。

 

「あれ…?」

 

 次々と現れる残像。走り去っていく影は、誰のものだろう。振り返ろうとするのにできない。

 

「なんだってば…?」

 

 追いかけようとすると、追い越してしまう。斜がかかったような情景に色が重なろうとしている。それは鮮やかな毎日。繰り返される、日常。

 シャッターを切られる様にコマ送りになる映像に、ナルトの頭の中に入ってくる何か。

 

「おい?どうした…ナルト?」

 心配した様なシカマルの声に、ナルトが蒼白になって両手を上げる。じっと記憶を見つめている。何かが見えかかっている。それなのに、見えそうで見えない。

「ちょ…待ってってば、今、頭ン中に……なんか、見えた……」

 瞬きもせずに一点を見ている瞳。シカマルは、ナルトがじっと動かなくなっても黙って待った。ナルトの記憶が戻ろうとしているのだろうか。それはシカマルにも分からない。

 

―― ゲコ。

 

 緊張した空間を破る様に、その音は聞こえた。シカマルは足元に現れたガマをじっと見つめる。

「なにしてんだ?」

 ゲコゲコいいながら、ぴょんとベッドの上に乗ったガマが間抜けな声で鳴く。

「なにしてんだ〜ナルトっ」

 そのガマはナルトの名前を呼んだ。ナルトは、はっとそのガマに視線を移す。

「見た事ねえ、ガマだな?妙木山からやってきたのか?」

 シカマルが話しかけると、少し小ぶりのガマは一応首を縦に振った。…ように、シカマルには見える。

「ナルト〜!約束のもん、みつかったか?」

 ナルトは首を傾げる。こんなガマは見た事がない。

「お前、なんだってばよ?」

「……なんだよ、お前。ちっともダメじゃん。とうとうオレの事も忘れちまったのか?」

 その問いにシカマルは眉をひそめる。

「忘れたって…お前、ナルトの記憶がなくなったのを知ってるのか?」

「ああ、知ってる知ってる。ありゃうまかった!」

 ガマの言葉の意味が分からない。ナルトとシカマルは顔を見合わせた。シカマルはガマを指差して、ナルトに向けて乾いた笑みを送る。

「おい…こいつ、こう言ってんぞ?」

「ちょちょ、ちょっと待てっ!オレの記憶がってか、シカマルの事忘れた理由知ってんのかってば?」

 ガマはゲーロゲロと笑った。

「こりゃ、面白い。ほんとに忘れてやがるっ!」

「はあ?」

 シカマルは胡乱な眼差しをナルトに向けた。どう考えても、この見た事もないガマとナルトに何らかの関係があるはずだ。

「おい、ガマ…どうゆう事だか教えてくんねえか?」

「どうゆうもこうゆうも、こいつが自分で食ったんだろ?」

 益々意味が分からなくて、じっとナルトはガマを見つめる。

「食った…って、食えるもんなのか?記憶って、食えるのかよっ!」

「オレと一緒に、行っただろ?お菓子の城…思い出せねえのか」

 半ば呆れた様なガマに、ナルトは近いはずの記憶を辿る。

そうだ、夢を見ていた。散歩をしていて気持ちがよくて、楽しくてそしてこのガマに会ったのだ。

「夢、見た」

 その中に現れたガマが、大きなお菓子の城に案内してくれた。

「そうだ、でっけえお菓子の城……」

「食っただろ?」

「食った!」

 合点が言ったというナルトは、じいっとガマを見つめる。

「んで?それとこれと、なんの関係があるんだってばよ?」

「説明してやっただろ〜?お前が食ったのはお前の記憶だって…」

「あ ―――――――――――っ!!」

 ナルトは頭の中で何かがぱちんと弾ける音を聞いた。

 

 

 

 とことこと散歩中。

 執務に追われる毎日は自分が望んだものなのだが、疲れないかと言えば嘘になる。たまには気を抜きたいし、のんびりもしたい。その時間を、補佐役のシカマルもネジも作ってくれる。それには感謝しているのだが、やっぱり昔のようにとまでは行かない。それは、自分が六代目火影だけだから。

「は〜…疲れたってばよ」

 すとんと座り込んだ所で、小ぶりなガマ蛙が自分の前に現れる。見た事もないガマは、ナルトを見ると嬉しそうにゲロゲロと鳴いた。

「見たことねぇな〜」

「オレもお前を初めて見たぞ!」

「お!話せるんだってば?…って事は、妙木山から来たんだってば?」

「疲れてる時は、甘いもんだぞ」

「…へ?これってば、夢じゃねえの?夢だよなぁ……」

「夢だけど、お前が作った世界だ」

「ふ〜ん。よく分かんねえけど、オレはうずまきナルト!」

 気さくに話しかけたナルトにガマは好感を持った。それに、火影の六代目に就任した男は破天荒で面白い奴だという噂を聞いた事がある。

「オレと賭けをしねえか?」

「賭け?」

「お前、面白いからさ。遊んでやる」

 小さなガマの生意気な口調に、ナルトはくすくすと笑い始める。小さな子供が遊んでくれと、せがんでくるようだ。だから、答えはイエス。それに、これは夢の世界なのだから。

 案内された場所には、大きな城がある。それはお菓子で出来た大きな城だ。

「オレってば想像力が豊かだってばよ〜!!すげえっ!」

 嬉々としてその城に近づいたナルトは、生クリームを指先に乗せるとぺろりと舐めた。それは甘くておいしくて、舌の上ですぐに溶けてしまう。壁に着いたビスケット、チョコレート。なぜか串団子もある。ナルトはそれを一口ずつ選びながら口の中に入れる。どれもこれも美味しい。

「上手いか〜?」

 聞いて来るガマに素直に頷く。

「確かに、疲れた時は甘いもんだってばよ。最近、甘栗甘にも行けてねえもんなぁ。こんな夢だったらいつでもカモンだってばよ!」

「だから、夢だけど夢じゃねえぞ?」

 ガマはまたゲロゲロと鳴く。それは笑われているような鳴き声。ナルトはなんだか嫌な感じを受けた。

「夢だけど、夢じゃねえって……どうゆうことだってばよ?」

 恐る恐る聞くと、ガマはけろりと答える。

「簡単に言うと、今食ったの…そりゃ、お前の記憶のひとつだ」

「…いや、意味分かんねえし?」

「いい事も悪い事も、こうやって食いもんになってんだな。お前が美味しいって食ったって事は、そりゃいい思い出なんだろうな。多分」

 ナルトは真剣に考える。これは、夢だ。どう考えても夢の世界だ。何もかもが奇妙で、何もかもが不思議の世界。夢だけれど、夢ではなく、自分自身が作り出した仮想世界。このガマ蛙が言った事が本当ならば、自分で自分の思い出という記憶を食べてしまった事になる。

「えっとさ、えっとさ……聞きてえんだけど、食ったらどうなるんだってばよ?」

「食えばなくなるだろ?」

「ええええっ!それってば、困るってばよ。何の記憶を食っちまったんだよ。オレってば……」

「うん、オレが考えるに…」

「考えると、なんだってば?」

「そりゃ、お前の一番大切な思い出つうか記憶じゃねえのか?お前がそんだけ上手いんだから…」

 ガマはそう言うと、ぺろりと生クリームを舐めとる。一言「うめえ!」と言いながら。ナルトは慌ててガマを止めた。勝手に自分の思い出を食されても困る。

「これは賭けだぞ、ナルト」

「賭けぇ?」

 そう言えば、先程も同じ事をガマに言われた事を思い出す。ガマの声は、今の状況を楽しんでいるようなものだが、当の本人はとても切実だ。これが、本当の夢で目が覚めたらそれで終わり…ならばいい。だけれど、ガマの言う事が本当ならば自分はどうなってしまうのだろうか?そう考えると背筋にぞっとするものが走る。冗談じゃない。賭けの代償が自分の記憶だなんて、聞いても居ないのだ。

「困るってばよ!」

「よ〜く、考えろよ。お前の記憶はお前が食ったんだから、お前の中にあるんだ」

 ナルトはふむふむと頷く。

「思い出せばいいって事か?」

「簡単に言うとそうなるが、簡単にいかないから面白いんだろ?」

 ナルトは心の中で「クソ蛙!」と悪態をついてみる。

「分かったってばよ!思い出せばいいんだろ?ぜってーに思いだしてやるってばっ」

「へ〜…何を忘れるのかも分かんねえくせにか?」

「……オレは、不可能を可能にする男だってばよ」

 ナルトは精一杯の強がりで、ガマにナイスガイポーズを向ける。その強気な態度にガマはぴょんぴょんと飛び上がると、嬉しそうにゲコゲコと鳴いた。

「お前の記憶、オレもちょっと食っちまったからな」

「あ!そうだってばよ!!」

「大丈夫だ…ちゃんと、返してやる。宝探しだな、ナルト。そこは甘くて、そこは深くて、そこは大切で、そこは一つしかない」

 ガマはなぞなぞのような科白を呟く。

「そこに隠しておくから、ちゃんと見つけろよ!」

「ちっとも分かんねえヒントだってばっ」

「そう言われてもなぁ…これはお前の記憶のキーワードなんだから、自分で探せ!」

 ナルトが怒鳴ろうとした所で、ぴょんぴょんとガマの姿が消えてしまう。ナルトは呆然としてしまった。マジかよ?と言う気分なのだ。

「すっげえ、疲れた……やっぱ、寝よ」

 夢の中で再び眠れるのかと言うことは無視して、ナルトはごろりと横になると目を閉じる。とにかく疲れた。そして、自分は満腹だ。口の中は甘ったるい生クリームの味が残っている。それは、自分を幸せにしてくれる味で。そう思った時、意識は深いどこかへ落ちて行った。

 

 

 

「お前!あん時のガマだってばよ」

 ナルトの声にガマは嬉しそうだ。わくわくしたような瞳でナルトを見つめてくる。

「オレが食ったのはシカマルの記憶か……って事だよな。すかっりキレイに忘れてるんだし」

 そう、シカマルの存在が自分の中でなくなっている。だけれど、頭の隅っこが心の隅っこの方に引っ掛かっている記憶の断片。それが、先程の残像だと言う事がわかる。本のページを捲る様に、記憶が逆行していく感覚。それに、自分の中にはシカマルだと断定できなくても、幸せな気持ちが残っていた。自分が食べてしまった、シカマルの記憶。自分の中にあるのだから、シカマルの存在を完全に忘れた訳ではなかったのだ。曖昧な中でジレンマを起こした自分が、ヒステリーを起こしただけの事。

「えっと、…そこは甘くて、そこは深くて、そこは大切で、そこは一つしかない」

 ガマが出したヒントを口に出してみる。じいっと考えるナルトに、ガマは楽しそうにぴょんぴょん跳ねた。

「分かったか?」

「………一応、ってか多分ってか」

 そこは甘くて、そこは深くて、そこは大切で、そこは一つしかない。ナルトは自分の隣で事の成り行きを見守っているシカマルに視線を向けた。今のナルトの頭に思い浮かんだのは、シカマルだ。シカマルという存在だ。大切な存在で、代わりは居なくて、唯一の人。そうなんだと思い知らされた。

「甘くて深いってなんだってばよ…?」

「どうした、ナルト?」

 顔を覗きこむ心配そうな瞳を見つめる。そっと、ふれた頬。指先に触れた温もりに、本能が知らせてくれる何か。じいっとシカマルを見つめたナルトは、もう一度その唇に自分から触れる。

 扉を開くようにシカマルの口内に自分の舌を入れた。

 

―――――――― そこは、甘くて。

 

 シカマルがしてくれたように、自分から彼の舌を求める。

 

―――――――― そこは、深くて。

 

 意識がふわりとした瞬間に、舌にあたるころりとした感触。

「ん…!」

 口の中に残るのは、小さくて丸い飴玉。口の中ですぐに溶けてしまった、甘ったるい感触。

「見つけたってばよ…」

 ナルトがにんまり笑うと、ガマはまたぴょんぴょんと跳ねた。

「すげえな〜ナルト!」

 ガマが呟いたとの同時に、どんっという轟音が部屋を揺らす。慌てて窓の外に身を乗り出したナルトは、目の前にいる馴染みのガマの名前を呼んだ。

「ガマ吉!呼んでもいねえのに、どうしたってばよ?」

「こいつを連れにきたんだ!まったく、また悪戯してたんじゃねえだろうな…」

 ガマ吉に比べると随分と小さなガマは、こそこそとナルトの後ろに隠れる。ガマ吉の存在にびくびくしているような小さなガマを抱えると、ナルトはにこりと笑った。

「全然、大丈夫だってばよ!ま、色々あったけど……それはそれで楽しかったってば!ほら、帰る時間だってばよ?」

 ちょこんとガマ吉の背に乗った蛙が、ゲロゲロと鳴いた。小さく手を振ってガマ吉を見送った後ろで、ゴホンと咳ばらいが聞こえる。

 ナルトは、自分が置かれた立場を思い出して慌てて振りかえった。

「なにが、全然大丈夫なのか…聞かせてもらおうじゃねえか。なぁ?ナルト…」

 腕を組んで立っているシカマルは、にやりと笑う。

 それは、ナルトのよく知っているシカマルの表情で。思わず口元に笑みが浮かぶ。

「ちょっと、長い話になるってばよ?」

 悪戯っぽく笑ったナルトに、シカマルはふっと笑うと心の奥から安堵の息を付いた。

 

 

 

 

  

 

 

 

前回の後書きに書いたのですが……

くだらないでしょう?お粗末でしょう?

あのですね…。最初から決まっていたのですよ(-_-;)

この展開は。そして、途中すごく重たくなってしまってビックリなのですよ!

だから、どうしよう…(汗) かなり焦ったのでした。

あとは、ただのバカップルの話につながるだけです…

呆れられてしまったかも(><)