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愛のルール
「シカマル、エッチしよ〜」 シカマルは読んでいた本からナルトへ視線を移す。 食事を済ませ、風呂も済ませ、お互いに自由な時間を過ごしていたのだ。シカマルは読みたい本の続きのページを捲り、ナルトは忍具の手入れをしていた。 そのナルトが発した言葉に、シカマルは思わずまじまじと恋人の顔を見つめる。彼はじっとクナイの刃先を研ぎながら、ちらりとシカマルに視線を移した。 「なんだよ、いきなり…」 「オレがいきなり言ったら、変?」 「別に…そうゆうことじゃなくってよ」 ナルトは手入れの終わったクナイや手裏剣をホルスターの中に仕舞う。それから、ベッドでごろ寝していたシカマルに擦り寄って来た。背中から覆いかぶさる様にシカマルに抱きついたナルトは、肩甲骨の辺りに頬を当てる。 「だって、してえんだもん」 シカマルは、少し考える。自分だって吝かではない。据え膳食わぬは男の恥とも言う。とりあえず読みかけの書物を閉じて、仰向けになった。ナルトのにこにこする顔を見て、その前髪をすいてやる。 「お前から…ってのが珍しいからな」 「シカマルはしたくねえの?」 「そうゆう事じゃねえって」 ずりずりと上がってきたナルトが、シカマルの唇にチュッとキスを落とした。じっと見つめてくる青い瞳が潤んでいる。 「シカマルの事、好きだなぁって思ってたらシタくなった」 「ふうん?」 シカマルの手は耳の後ろをくすぐり、頬に落ちる。優しく触れられる事にうっとりした様な表情を見せたナルトがそっと目を閉じる。シカマルはくすりと笑いながら、ナルトの身体を抱き上げる。そして、唇を合わせた。合わせたその隙間から舌を侵入させる。絡め取るようなその動きにナルトも夢中になって答えてくる。腕はシカマルの首に回されて、口付けが深くなる。角度を変えながら、どんどんと深みにはまって行く口付けは十分に二人を酔わせている。 キスを交わしながら、ナルトの上衣を肌蹴る。外気に触れた肌がふるりと震えた。 「あ…」 ナルトはいつの間にかシカマルを見上げていた。何時の間に態勢が逆転したのだろうか。それに覚えはなくて、唇を貪り合う合間にベッドに縫いつけられた事を知る。 シカマルの熱い唇と舌が首筋を這う。指先は胸の飾りを愛撫し始めていた。 「は…んっ…」 尖った先を軽く摩る様に触られると、もどかしい様な感覚に陥った。唇が肌に当たる度に、きゅっと吸われる感覚。僅かな痛みと共に肌に刻まれていく情痕が赤い花弁のようにナルトの肌に散る。 「シカマル…触って…」 シカマルの手を自分の秘所に運ぶ。一瞬驚いた様にしたシカマルが、ぺろりと唇を舐めた。それがひどく卑猥に見えて、ナルトは背筋をぞくりとするものが走るのを感じる。わざと焦らす様に孔の周りをぐるりと撫ぜる悪戯な指先。 「あ…や、シカ……」 指先のほんの少しを中に埋めたシカマルは探る様にしながら、指を進める。 「いじわ…るっ!」 もっと的確な感覚が欲しいのにそれが与えられない感覚に肌が熱くなる。恥じらいもなく腰が揺れてしまいそうになる。もっと、欲しくて。シカマルが知っている自分のいい場所を刺激して欲しくて。 「はあ…んっ」 だが、すぐにシカマルの指が抜かれた。呆然として居ると、ナルトの前で震えているモノに指が絡められる。すでに硬くなり始めていたモノを刺激されると、先走りが零れた。それを絡め取る様に、手のひら全体を使いながらナルトの陰茎を上下する淫猥な手淫。 「濡れてねえと、入んねえだろ?」 耳元で囁く低温に、ぴくりと反応する。言われなくても分かっているが、それすらもどうでもいいくらいにシカマルが欲しい。彼の与えてくれる快感に酔いしれたい。裏の筋をなぞる様な指から収縮を繰り返す孔まで、じっくり焦らされるように動く意地悪な指先。 先に一本だけ入れたシカマルは、僅かに中を刺激してすぐに二本目を侵入させた。 「あ…あ、は…っ」 「欲しいのはコッチか?」 ナルトがこくりと頷く。それに満足したシカマルが、ナルトの感じる場所を求めて指を進める。人差指と中指が別の動きをして、ナルトの中を掻きまわす。待ち望んでいたかのような内壁は柔らかく、シカマルの指で蹂躙される事に悦びを感じていた。締めつけながら奥へ奥へと誘う中の動きに反発するように、シカマルはナルトの悦いポイントを執拗に嬲る。 「ンン…あ…シカマ…も、…やんっ」 「まだ早えーよ…」 「も…いいから!」 はあはあと喘ぎながら見つめてくる瞳は、壮絶な程色っぽくて。無意識に生唾を飲み込んでしまった。 「シカマルが…欲しいんだってばよ」 掠れる声がシカマルの本能を刺激する。目尻を流れた生理的な涙を舌で掬う。指を抜き取ると、すでに硬くなっていたモノを下半身に当てる。まだ十分に解されていない場所に無理やりねじ込む様で気が引けるのだが、それは理性の問題だ。もう、身体はナルトの中に入りたくてしょうがなくなっている。それでも、傷つけない様に先だけをぐいっと入れた。 「ン…はっ…あ…あ」 ナルトの手がシカマルの腰にかかった。彼の動きを進める様に、指先が肌に食い込んだ。 「も…っと、シカ…」 「バカ…逃げねえよ、俺は!」 ぐいぐいと推し進める度に、ナルトの身体がびくびくと反応する。生温かい肉の感触がシカマルの陰茎を包み込む。その質量にナルトの身体が慣れるまで、彼の好きなキスを与えてやる。掻き抱く様にシカマルの頭を抱き寄せたナルトが、きゅうっと後腔を締め付けた。 「…動くぞ?」 こくこくと返事をするナルトが愛しい。身体が溶け合う様な感覚は、熱が溶け合い交り合うような錯覚を起こさせる。枯れない思いが潤いを求めて、お互いを高みに追いやる。 「あ……ああ、はっ…シカ…ああ…ンン…っ!」 「ナルトっ」 投げつけられるナルトの激情に飲み込まれそうになりながら、シカマルは腰を進める。 それは波の様に、引いては満ちて…… ぽたりと肌に落ちる汗が、冷えた身体を熱くさせて行く。 「シカマル…!」 宙をさまよう手をぎゅっと握りしめる。それで安心したのか、蕩ける様な笑みをナルトはシカマルに向けた。 「好き…あ…ン…ンンっ、は…ああ…シカマ…好き…」 弾けた熱が収まるまで、砕けた身体がぴったりと寄り添う。息を整える合間も惜しむかのように唇を求めあった。
シカマルの腕に抱かれていたナルトがもぞりと動く。 「ナルト…?」 「ん…?」 気だるい雰囲気を纏ったナルトが顔を上げて、微笑んだ。 「教えてくれよ。いきなり、どうしたってんだ?」 「だから……シタかったんだってば。そんだけ」 頬を真っ赤に染めながら、シカマルから視線を外したナルトが彼の胸に顔を埋める。 「シカマル…明日から任務だし、オレも明後日から任務だし……」 「ンなの、いつもの事じゃねえか」 「いいんだって…別に。いつもの事だけど、今日のオレはいつもの事じゃ済まされなかったってか…」 特に最初から理由なんて存在しない。ただ、彼を求めて、彼の与えてくれる熱に溺れたかっただけ。それに、自分を抱くシカマルを見たかっただけ。 「ダメ…なのかよ」 「別にダメじゃねえよ」 くすりと笑ったシカマルは拗ねた口調のナルトを抱き寄せる。 「ただな…」 「なんだってば?」 「一回じゃ、済みそうにねえよ」 言葉の意味を理解したナルトは、ぼっと顔を真っ赤にする。少し考えた様にしてから、ちらりとシカマルを見上げた。 「オレも、足りねえみたい……」 視線が合って、絡まって、二人ともくすくす笑い始める。
愛し人の願いを叶えたいと思うのは、どうしてなんだろう? 満たされていくのは、心の中に生まれた優しい感情。
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タイトルに意味はありません…
内容にも意味はありません。
ただ、シカとナルがいちゃいちゃしてるとこを書きたかったという
RUIの勝手な思考から。
きっと、これから2回戦突入です(笑)